かつて尾崎豊は歌った。「サラリーマンにはなりたくねぇ」 「満員電車にもみくちゃにされ」っていうフレーズも、
当時中学生だった私を不安にした。
ありがたいことに現在、そういう仕事ではないことに感謝する。
しかし、時代は変わってというかロックが死んだというか、 今はサラリーマンになって頑張れというプロパガンダが過労死や自殺という
背景を生んでるような気がする。
ファンキーモンキーベイビーズの「ヒーロー」いう歌の歌詞を抜粋してみよう。
家族にとってのヒーローになるため 転んでも立ち上がるんだぜ
満員電車のバンザイは ギブアップじゃない冤罪対策
体にムチ打って家族サービス また迎える月曜日
カカァ天下のお茶の間 第三のビールで乾杯しよう
うーん…嫌すぎるなぁ…。 J-POPシンガーに頑張れ、頑張れ言われんでも頑張ってるやろ。 休むことを許されない空気を音楽業界が作ってるし、 第三のビールって(笑)大企業の宣伝まで!
ケツメイシの「闘えサラリーマン」も終わってます。
頑張れ オレ HEY! 疲れは酒で流し込め!HEY! 不条理笑って飲み込めHEY!
なにがHEY!やねん!(笑)
ブラック企業が調子のるわ! それとサラリーマン=酒みたいなんも古いわ… ストレスからドラッグにいってるやん! アルコールはキング オブ ドラッグやからね。
かつて尾崎豊を聞いてた若者は満員電車に乗っているのだろうか
それとも「軽薄な頑張れソング」で自分を鼓舞しているのか。
これだけはハッキリ言えるけど今のJ-POPにロックの魂がのることは無いだろう。 尾崎豊の言うイヤな大人の作った社会のジャマになるから。 学校や会社に行きたくないと言えない空気。
そして過労死という言葉は日本発で世界でも「KAROUSHI」と表現される。 自殺も先進国ではトップクラス。
そしてジョン レノンが殺されてから、アーティストが与える影響というのが 権力者、支配層が恐れることだというのも証明されていることだろう。
この時代、この歳で尾崎豊をまた聴いてみたくなったなぁ。
尾崎豊/BOW!