「10杯目」

両足から吊るされ罪を償い
十字架を背負い歩き
カラスに身体をつつかれ
電気椅子に座り死にかけてる。
それは俺だ。
いつかラジオで聞いた
手ににぎることばにすがり
安住の地を探し求め
雨にぬれたミゾをながめて
どうせくるはずのない時間を待ってる。
それは俺だ。
街中で吠え叫んで涙して
自分のナイゾウをヒキずり出して
自分をさらけ出してザンパンをあさってる。
それは俺だ。
やることやってから胸ぐらつかめ。 やることやってからうなだれろ。 やることやってからながしこめ。 やることやってから越えていけ。