「12杯目」
- モンジャクシン篠原
- 2016年8月22日
- 読了時間: 1分
みんなが海月の行列みたいに行進してそれぞれの巣へ帰っていく。
みんなの思いを注ぎ入れたグラスを飲み干してまた違う街へ。
あらゆるすれ違いを繰り返しみんなのアルバムを回想し
いつかたどり着くはずの記憶をポケットに入れてまた歩きだす。

狂ったようにダンスを踊り踵を返し
汗だくの自分をありったけぶつけ
君に届くはずの思い。
"あいつのくれた10円玉で
この土地に別れを告げよう
そろそろ時間のようだ
君がくれた切符であの汽車に乗り
この街を出よう
どうやら時間のようだ"
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