今音楽を聴く時は、 バンドなのか、打ち込みなのか、聴けば分かるし、 どういうジャンルなのか、何年代なのか、どういう系譜なのか。 そんなことまで頭の隅に置いている。
だけど、音楽を能動的に聴きだしたとき、なんにも分からなかった。 僕の周りに音楽好きはいなかったし、もちろんネットもない。 音楽雑誌なんて存在すら知らなかった。TVもほとんど見てなかった。
今思えば、当時から我が道を行く子どもだったんだなあ。 みんなが知っていることをなんにも知らなかったし、
知らなかったことも知らなかった。 自然学校のキャンプファイヤーで、ちびまるこちゃんのエンディング?の
走れ正直者って曲がかかって、みんなで突然歌いだしたのだが、 ほんとに1回も聴いたことなかったのでびっくりしたのを未だに覚えている。 恥ずかしがって知らない振りしていると思われて
「もうええって」と嫌がられたっけな。
その後、中学生くらいの時にツタヤってものが近所にできた。 知らんバンドばかりだったが、レンタルして片っ端からカセットテープに録音した。 そのうち、どのバンドがどういう音か少しずつ分かってくる。
邦楽ヒットチャートだけね。
要するにその前。 ほんとに偶然の出会いで手に入れた数枚のCDだけをずっと聴いていたころ。 どれがギターの音かも分からない。
コーラスというものが入っていることさえ分からない。 ほとんど歌しか聴いてなかったな。 今の人か昔の人かも知らなかった。顔も知らなかった。
そんな頃に聴いていたCD4枚。 かなり売ってしまったが、それでも手元に残した、僕の原点。 (ベスト盤に代替したものも含みます)
m.c.A・T/Fight 4 da Future
ACCCES/ACCCES Ⅱ
チャゲ&飛鳥/コードネーム.2 シスタームーン
鈴木雅之/Martini
これらのあと、ブルーハーツやフライングキッズ、ザ・ブームに
つながっていくんやね。MY青春三大バンド。
m.c.A・Tは、久々に聴いたけど今でも最高にアガル。
ファンキーな黒めJ-POP 血が騒いだ。全曲キラーチューン。 僕が今モンジャクシンズでやっていることと基本的には同じだと思います。 三つ子の魂百まで。おそるべし。