アイドルラップ。
入り口はライムベリーだった。
初期の。
作詞作曲編曲プロデュース打ち込みはE TICKET PRODUCTIONという人だった。
RHYMEBERRY/アイドル・イルマティック
そう、アイドルラップの特徴は、自分たちで作っていないということだ。
だからこそ面白い。
作り手と演じ手のコラボレーションがそこにある。まるで阿久悠とピンクレディーだ。
アイドルラップはかわいい。
ハードな音もマニアックな音も、女の子の声が乗った途端にきらめきだす。
そのマジックこそが最大の魅力だ。
はるか昔を振り返れば、HALCALIがあった。
あれが日本初の女の子ラップユニットだったかな。
リップスライムの2人がプロデュース。
だけど僕はあれをラップとは思ってなかった。
パフィーみたいなだるく歌ってる感じ。
若い健康そうな女の子が楽しそうにやってる姿と音にやられたけどね。
HALCARI/ハルカリ・ベーコン
僕が知ったその頃、ライムベリーは一度崩壊した。
ゴタゴタにより、作り手も離れ、メンバーも1人を残し脱退した。
未だに、ライムベリーはその頃の曲を完全に封印して別ユニットのようになって続いている。
ライムベリーの作り手だったE TICKET PRODUCTIONは、
そこから数年を経て、曲ごとに女の子を迎える形で活動を再開した。
基本的にはラップしたことない子たち。
ここで初めてラップした吉田凜音ちゃんはこのあとラップ中心になった。
実はこの子が僕のイチオシなのだ。
イーチケットプロダクション/イーチケットラップショウ
アイドルラップは自由! 脱力感あふれるB級ラップもある。
それがかえってめっちゃよかったりして!
アイドルというにはまあまあな年齢(笑)。
脱OLユニット、Mika+Rika。
Mika★Rika/FUNKY OL~仕事したくないよ~
女の子+ラップのマジックはこれからも続く……。